マンションリノベーションで水回りの移動は可能？費用や注意点を解説！

こんにちは！札幌のマンションリノベーション「M+」です。

マンションリノベーションで大規模な間取り変更を考えていても、水回り移動ができるのとできないのではプランが変わってきますよね。
マンションリノベーションでは、水回り移動は必ずしもできるとは限らないため注意が必要です。

今回のコラムは、マンションリノベーションでの水回り移動について解説！
水回り移動が可能なケース・不可能なケース、可能な場合の費用目安や注意点などをご紹介します。

マンションリノベーションで水回り移動や大規模な間取り変更を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

マンションリノベーションで水回りの移動は可能？

マンションリノベーションでの水回り移動は、以下の3つの条件をクリアしている物件なら可能です！

• 給排水管を移動できる構造・設計である
• 換気ダクトの移動ができる
• 管理規約などで禁止されていない

水回りを移動するためには、そこにつながる給排水管を移動しなくてはいけませんので、物理的に移動が可能な構造・設計である必要があります。

水回り移動ができないケース

上記の条件に当てはまらない場合は水回り移動はできません。

具体的には、以下のような状態の場合です。

• 給排水管が床下コンクリートに埋め込まれている
• 床下に移動スペースが全くない
• 給排水管の勾配（こうばい）を確保できない
• 水回りの移動先に換気ダクトを移動できない
• 管理規約で水回り移動や床リフォームが禁止されている

マンション全体の給水管から各部屋へ水を引き込む配管は、スムーズに給排水するために勾配がつけられています。
そのため、移動先の床下にスペースがない場合や、移動距離に対して必要な勾配をつける床下スペースが足りない場合は移動ができません。

また、水回りには換気設備が必要ですので、換気設備につながる換気ダクトも一緒に移動できなくてはいけません。

さらに、マンションでは管理規約によって、給排管の移動や床のリフォームが禁止されているケースがあるため、こちらも要注意です。

マンションリノベーションで水回りを移動する費用と費用を抑えるコツ

スケルトンリノベーションのように家全体をまるっとリノベーションする場合は、「キッチン移動で◯◯万円」など、個別に費用がかかるわけではありませんが、部分的にリフォームする場合は移動費がかかります。

部分的にリフォームする場合、マンションの水回り移動の費用目安は以下の通りです。

• キッチン：40万～90万円
• 浴室：70万～100万円
• トイレ：30万～50万円
• 洗面台：20万～40万円

また、水回り移動は、配管工事が発生するため費用が高額になりがちです。
マンションの水回り移動で費用を少しでも抑えるコツをご紹介します。

設備を新調せずにそのまま使う

水回り移動に際して設備を新調すると、新しい設備の購入費用が発生します。
現在使っている設備を移動してそのまま使うことにすれば、設備購入費がかからないので費用を抑えられます。

移動距離を短くする

水回りの移動距離が長くなるほど材料費や工事費がかかります。
移動距離を短くすることで、費用を抑えることが可能です。

複数個所をまとめてリノベーションする

水回りの配管はつながっている部分もあります。
そのため、キッチンだけ、浴室だけ移動するよりも、キッチン・浴室・トイレ・洗面台と、複数個所をまとめてリノベーションしたほうが、それぞれの費用単価は抑えられます。

もちろん、1カ所の移動より4カ所移動の合計費用は高いのですが、設備が老朽化しているなど今後リフォームをする可能性があるなら、まとめて行なったほうがお得です。

水回り以外の部分でも気になる部分があるなら、水回りの移動を行うタイミングでまとめてリノベーションを行うほうがリスクも少ないですよ。

マンションリノベーションで水回りを移動する際の注意点

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マンションリノベーションで水回りを移動する際は、設備のサイズや移動後の間取りに注意を。
「設備のサイズが移動先のスペースに合わず入らなかった」「スペースが狭くなって使いにくくなってしまった」「動線が複雑になってしまった」なんてことになっては、本末転倒です。

水回りは毎日使う設備・スペースですから、家族の誰もが使いやすい間取り・動線を考えたいものです。

例えば、以下のような点を意識してみてはいかがでしょうか。

• 水回りを近くコンパクトに配置すると家事動線が便利になる
• 洗濯室と洗濯物干しスペース、収納を近くに配置すると洗濯動線が便利になる
• 寝室とトイレ・お風呂の距離を離すことで、就寝中に水音が気にならない
• 高齢者の部屋はトイレに近いと夜間のトイレに便利になる
• リビング、ダイニング、玄関などとトイレの距離を離すことで、音やにおいが気にならない

マンションリノベーションで人気の事例や決め方のポイントなど、こちらのコラムでも詳しくご紹介していますのでぜひあわせてご覧ください。
マンションリノベーションで人気の間取り事例3選！ポイントも解説

また、中古マンションの水回り移動では、配管の劣化についても気にしておきたいところ。

30年超など築年数が古いマンションでは配管が傷んでいる可能性もあり、水回りのリノベーションでは配管の更新が必要になることもあります。
中古マンションを購入してのマンションリノベーションの場合は、前の持ち主が配管リフォームをしているケースもあるので、配管の更新履歴についても確認しておきましょう。

マンションリノベーションで水回り移動が可能かは物件による！

マンションリノベーションで水回り移動が可能なのは、「給排水管を移動できる構造・設計である」「換気ダクトの移動ができる」「管理規約などで禁止されていない」の3つの条件を満たしている物件です。
リノベーションプランを考える際には、事前にこれらをしっかり確認する必要があります。

マンションリノベーションの水回り移動は配管工事が必要になるため、高額になる傾向があります。
水回り設備は今のものを引き続き使う、移動距離を短くする、複数個所まとめてリノベーションするといった方法でコストダウンできることがありますよ。

水回り移動を含む間取り変更は、使いやすい間取り・動線にするのが目的！
水回り移動したことでかえって使いにくい間取りになってしまわないよう注意しましょう。

また、築年数の古いマンションでは老朽化した配管の更新も必要となる場合もあるため、水回り移動のタイミングに合わせて検討してみてくださいね。

札幌でマンションリノベーションを検討している方は、お気軽にM+にご相談ください。
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