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シングルマザーはマンション購入が良い?メリットを確認
いくつかのメリットが期待できるため、シングルマザーはマンションを購入した方が良いとも言われています。シングルマザーも住宅ローンは利用できるため、マンション購入も難しいことではありません。
本記事では、4つのメリットを中心に解説していきます。
シングルマザーは家購入?賃貸?
賃貸であれば、住宅ローンを抱えずに引っ越しもしやすいため、賃貸のまま住み続ける予定の方も多いでしょう。しかし、賃貸だと一生家賃の支払いが続くなどがデメリットです。
家を購入するか賃貸に住み続けるべきかの判断材料とするために、シングルマザーが住まい選びで抱えている主な悩みや実際の住居所有状況を確認していきましょう。
●シングルマザーが住まい選びで抱える悩み
シングルマザーの場合、自分ひとりの収入で生活費を捻出しなければなりません。老後の蓄えに不安があれば、住宅の購入に踏み切れないでしょう。
また、将来の見通しを立てにくい点もシングルマザーが抱える悩みです。家を購入したとしても、今後再婚すると生活環境が大きく変化するかもしれません。子供の独立もライフスタイルを変えるきっかけとなるでしょう。
●シングルマザーの住居所有状況
2016年の厚生労働省の調査によると、母子世帯の住居所有状況は持ち家割合が35.0%でした。その内本人名義割合は15.2%で、5年前のデータより4%も上昇しています。
ただし、持ち家のなかでシングルマザー本人の名義のケースは4割程度(313/720)です。そのため、シングルマザーになってから住宅を購入したケース以外も「持ち家」には含まれています。
出典:厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果 表5-1 母子世帯の住居所有状況」
マンション購入の4つのメリット
ここまで、シングルマザーがマンション購入をためらう要因に触れました。しかし、シングルマザーがマンション購入するとさまざまなメリットも期待できます。
「学費や貯蓄にまわしやすい」「団体信用生命保険に加入できる」「子供向けにアレンジできる」「子供に資産を遺せる」といった4点に絞ってメリットを見ていきましょう。
1. 家賃分を学費や貯蓄にまわしやすい
2018年文部科学省の調査によると、保護者が支出した1年間・子供一人当たりの学習費総額費は公立小学校で321,281円でした。月に3万円近くかかることになるので、不安に感じる方も多いでしょう。
家を購入すれば、毎月家賃を支払う必要がないため、月々の支払い総額を抑えることができます。住宅ローンを借りたとしても、毎月支払額が今まで支払っていた家賃より少なければ、浮いた分を学費や貯蓄にまわすことが可能です。
出典:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について 」
2. 団体信用生命保険に加入できる
一般的に、住宅ローンを借りる場合は団体信用生命保険に加入できます。団体信用生命保険とは、住宅ローン返済期間中に加入者に万が一のことがあった場合に保険金で住宅ローン残額が弁済される制度です。
団体信用生命保険に加入しておけば、残された家族にかかる経済的負担を軽減することができるでしょう。保険金が出る条件については、各金融機関・商品によって異なります。
3. リノベーションで子供向けにアレンジできる
賃貸と異なり、物件を購入すると自由にリノベーションすることができる点がメリットです。そのため、子供のことを考えたアレンジをすることができます。
例えば、対面式キッチンにすると、食事の準備中にも子供をしっかりと見守ることが可能です。そのほかにも、浴室を大きくすることで子供と一緒に入浴しやすくしたり、リビングを和室に変えて子供が床で遊びやすくしたりするなど様々な子供向けリノベーションが考えられます。
4. 資産を遺せる
マンションを購入することは、資産を所有することにもなるので、将来的に子供に資産を遺すことができます。現在の生活にとってのメリットではないですが、子供の将来を考えると有益な投資と言えるでしょう。
なお、相続時に土地は時価の約8割、建物は時価の約7割程度で評価されるため、現金で遺しておくよりも相続税を低く抑えることができます。
シングルマザーも住宅ローン利用可能
マンションは高価な買い物なので、購入時に大半の方が住宅ローン利用を検討するでしょう。シングルマザーだと審査に不利にならないか不安に感じるかもしれませんが、条件を満たせば通常世帯と同様に住宅ローンの利用が可能です。
基本的に、金融機関は住宅ローン審査の基準を公表していません。しかし、共通して重視されている項目があるので、詳しく解説していきます。
年収や勤務先などが重視
2020年度の国土交通省調査によると、約95.7%の金融機関が「年収」を審査時の項目にしていると回答していました。また、税込年収に占める年間返済額の割合を示した「返済負担率」も注目されます。例えば住宅金融支援機構の「フラット35」の場合、年収400万円未満で30%以下、年収400万円以上で35%以下の返済負担率が条件です。
同調査で勤務先の規模や業種を考慮すると回答した金融機関は2割〜3割程度ですが、公務員や看護師が審査に通りやすいとも言われることもあります。
出典:住宅金融支援機構「【フラット35】ご利用条件」
健康状態や年齢も重要
国土交通省の調査で、審査時の項目として特に多い回答が健康状態(98.2%)と完済時年齢(99.1%)でした。住宅ローンの審査が通っても、健康状態に問題があり団体信用生命保険に加入できないと借入できないこともあるので注意してください。
完済時年齢については、あらかじめ住宅ローンの申し込み条件として設定されていることが多いです。三菱UFJ銀行の場合、「借入時に20歳以上70歳の誕生日まで、完済時に80歳の誕生日まで」とされています。
出典:国土交通省「令和2年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」、三菱UFJ銀行「住宅ローン」
マンションを選ぶ際の3つのポイント
2020年末時点で、全国のマンションストック総数は約675.3万戸にも及ぶため、どのマンションを購入するか悩むでしょう。マンション購入で失敗しないために、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。
特に、シングルマザーがマンションを購入する場合は「子育て環境」「通勤のしやすさ」「費用面」に気をつけることが大切です。各ポイントを詳しく確認していきましょう。
出典:国土交通省「分譲マンションストック戸数」
1. 子育て環境を確認
シングルマザーで働きながら子供を育てるとなると、子供に留守番してもらう機会が多くなります。オートロックや防犯カメラの設置など、防犯体制が充実しているかをチェックしておくようにしてください。
また、子供の通う学校がマンションの近くにあるかも大切なポイントです。通学路が安全な地域かも確認しておくとよいでしょう。
2. 通勤しやすいことも大切
一戸建てと比較し、マンションは駅から徒歩圏の物件が多く、利便性が高い点がメリットです。ただし、いくら利便性が高くても職場との距離が離れていれば、その分子供と過ごす時間が短くなってしまいます。
マンションから会社までの通勤時間がどれくらいかかるかを確認しておいてください。また、子供が保育園に通っているのであれば、保育園との距離も大切です。
3. 管理費や修繕積立金がかかることに注意
マンションを購入すると毎月の家賃はかからなくなりますが、管理費や修繕積立金がかかります。2018年度の国土交通省の調査では、管理組合の毎月1戸あたり管理費総収入は15,956円、修繕積立金総収入は12,268円でした。
マンションによって金額は異なるので、月々の収支を考えながらマンションを選ぶようにしてください。
出典:国土交通省「平成30年度マンション総合調査結果」
中古マンションを購入して子供向けにリノベ
シングルマザーがマンションを購入することで、賃貸入居時にかかる家賃分を子供の学費にまわしたり、将来的に子供に資産を遺したりできる点がメリットです。また、中古マンションを購入してリノベーションすれば、子供向けの家にすることもできます。
inZone(インゾーネ)のM+(エムプラス)では、開放的なフルオープンキッチンで家族の会話が溢れるダイニングのリノベーションなど、子供向けのリノベ事例が豊富です。さらに、女性単身やシングルマザーの方のリノベーション事例がいくつもあります。
札幌市内で中古マンション購入、リノベーションを検討中の方はぜひ一度M+にご相談ください。
この記事の著者
M+ アドバイザー
上原 千歩
楽しいおうち作りを大切にし、リノベーションを提案しています。
自分のお家もリノベーション中!休日はカフェ巡りや梅酒作りなどを楽しんでいます。
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