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寝室の照明を快適にする3つのポイントとは?照明の種類や特徴も紹介

明るさや色など、いくつかのポイントに注目すれば、快適な寝室の照明が見つかります。また、心地よい睡眠を取りたい方は、温度や湿度に注目することも大切です。

本記事では、寝室の照明を快適にする3つのポイントや、快適な寝室づくりに必要なことを解説します。

寝室の照明を快適にする3つのポイント


筑波大学と山形大学は2021年に、睡眠前の照明環境が睡眠時の体温とエネルギー代謝に影響を及ぼすことを発表しました。

出典:山形大学「プレスリリース 睡眠前の照明環境が睡眠時の体温とエネルギー代謝に影響を及ぼす」

自宅で快適に過ごすためには、寝室の照明選びが重要であると考えられます。寝室の照明選びのポイントは、明るさを意識する、落ち着きのある色を選ぶ、機能に注目するの3つです。

各ポイントを詳しく解説します。

1. 明るさを意識する

家庭の照明であっても、長時間浴びると体内時計が遅れるといわれています。体内時計の遅れから睡眠に障害を与えることがないように、明るさを意識して寝室の照明を選ぶことがポイントです。

勉強や読書に必要な明るさが500〜750ルクスであるのに対し、自然な眠気を誘うホルモン「メラトニン」は150ルクス以下で分泌が促されるといわれています。そのため、普段より明るさ控えめの照明を選ぶとよいでしょう。

2. 落ち着きのある色を選ぶ

住宅用には、「電球色」「昼白色」「昼光色」の3色の照明が主に使用されています。電球色は白熱電球に近い暖色系のオレンジ色、昼白色は太陽の明るさに近い自然な光の色、昼光色は白っぽく青みがかった明るい色が特徴です。

昼光色は集中力を上げる効果がありますが、寝室には馴染みません。くつろげる寝室にするため、落ち着きのある電球色のタイプを選ぶとよいでしょう。

3. 機能に注目する

自分が利用しやすいように、照明の便利機能に注目することもポイントです。例えば、調光機能がついた照明であれば光量をこまめに調節できるため、利用する時間帯にあわせて快適な明るさにすることができます。

また、リモコンで操作できる照明や音声操作できる照明であれば、就寝前後にベッドから出ずにオン・オフできて便利です。

寝室照明の特徴を知ろう


寝室照明の形や取り付け方法はさまざまです。自分がどのような寝室にしたいのかによって、選ぶべき照明の種類も異なります。

代表的な寝室照明の種類が、シーリングライト、ペンダントライト、スタンドライト、ブラケットライトです。ここでは、各照明の特徴や使用の主な目的、選ぶ際のポイントについて詳しく解説していきます。

天井につけるシーリングライト

シーリングライトとは、部屋の天井に付けて照らす照明です。高い位置から全体を照らせるため、主にメインの照明として利用されています。

寝室にシーリングライトを選ぶ際には、調光機能や生活スタイルにあわせて光の色味を変化させられる調色機能が付いたものを選ぶのがポイントです。リモコンやタイマー機能が備わっている商品もあります。

インテリアとしても魅力のペンダントライト

ペンダントライトとは、天井からチェーンやコードなどで吊り下げる照明です。限られた空間を照らす照明として利用されます。

シャンデリア型やドーム型、和モダンスタイルなどデザインの種類が豊富なため、インテリアのアクセントにもなる点が特徴です。デザインによって明かりが照らす方向が異なるため、インテリアの観点に加え、ペンダントライトでどの辺を照らしたいのかという観点から選ぶとよいでしょう。

補助照明として使用するスタンドライト

補助照明として使用するスタンドライト
スタンドライトとは、置き型の照明のことです。床に置くフロアスタンドライトと、小型でテーブルの上に置くテーブルスタンドライトがあります。移動可能なため、インテリアにあわせて自由自在に設置し直せる点や補助照明として用いられる点が特徴です。

直接照明目的か、間接照明目的かによって、選ぶスタンドライトの種類が異なります。直接照明の場合は明かりを下向きに照らすスポットライト型、間接照明の場合は電球を透過性の素材で覆ったグローブ型や明かりを上向きに照らすトーチ型などを選ぶとよいでしょう。

壁に取り付けるブラケットライト

ブラケットライトとは、壁面に取り付ける照明のことです。主に間接照明やインテリアのアクセントとして用いられます。

スタンドライトのように置き場所に悩む必要がない点、シーリングライトのような圧迫感を与えない点が特徴です。ブラケットライトには、設置工事が必要なタイプとコンセント式で工事不要なタイプがあるため、あらかじめイメージを具体的にしてから選ぶようにしましょう。

照明以外で快適な寝室づくりに必要なこと


照明以外でも、快適な寝室づくりのために必要なことがいくつもあります。特に気をつけておきたい点が、快適な温度・湿度を保つ、睡眠環境を整えるといった目に見えない部分です。

一般的に、睡眠時間を含めると1日のおよそ3分の1は寝室で過ごすことになります。だからこそ、細かなケアも怠らず快適な寝室づくりを目指していきましょう。

快適な温度・湿度を保つ

快適な温度を保つことが、快適な寝室づくりには欠かせません。夏に心地よく眠れる室温は、25度前後、冬は18〜20度程度といわれています。

日本の中では涼しいといわれている北海道でも近年夏の暑さが厳しくなっており、2021年に札幌では97年ぶりに連続真夏日記録を更新しました。

出典:日本気象協会「北海道で8月史上最高気温 札幌の連続真夏日は新記録に」

北海道では、まだ寝室にクーラーを所有する家庭は多くないですが、快適な寝室作りのために設置も検討しましょう。
また、湿度は50%前後に保てるように、加湿器の設置や濡れたタオルをかけておくなどの工夫が必要です。

睡眠環境を整える

寝室の主な目的は睡眠のため、睡眠環境を整えることが大切です。そのためには、ここまで紹介した照明のこだわりや快適な温度・湿度が欠かせません。

また、空気をきれいに保つことや心地よい香りを漂わせることでも睡眠環境を改善できます。空気清浄機を設置したり自分のお気に入りのフレグランスやアロマを使用したりしてみましょう。

寝室自体にこだわることも大切


最後に、快適な空間を実現するために寝室そのものにこだわることも大切です。寝室のインテリアに趣向を凝らし、毎日きちんとベッドメーキングして素敵な寝室をつくり上げましょう。

ここでは、具体的に中間色を意識してコーディネートすることや、広さにゆとりのある部屋を寝室に選ぶことの重要性について説明していきます。

中間色を意識してコーディネートする

色が人間に与える心理的効果は大きいです。そこで、赤やオレンジなどの鮮やかな色を避け、落ち着いた中間色で寝室をコーディネートするようにしましょう。

中間色とは、オフホワイトやベージュのように純色に黒や白濁色のまじった色のことです。中間色を枕カバーやシーツに取り入れることで、高級ホテルのような洗練された雰囲気に近づけるメリットもあります。

広さにゆとりのある部屋を寝室に選ぶ

寝室とベッドのバランスも大切な要素です。部屋が狭いにもかかわらず大きなベッドを設置すると、圧迫感があるため寝室でくつろげません。

広さにゆとりのある部屋を寝室に選ぶか、寝室に適したベッドを選ぶようにしましょう。寝室にゆとりがある場合は、掃除しやすいようにできるだけ壁とベッドのスペースを空けることがポイントです。

寝室の照明や環境を工夫して快適に睡眠


寝室の照明にこだわることで、快適な睡眠を取ることができます。さまざまな種類がある中で快適な照明を見つけるためには、明るさを意識すること、落ち着きのある色を選ぶこと、機能に注目することがポイントです。

照明以外にも、温度や湿度、寝室にこだわるなど快適さを追求する方法はいくつも存在します。リノベーションにより、部屋を広くみせることや、快適な光を取り込む窓を設置することも可能です。

リノベーションに関心がある方は、札幌市のinZONE(インゾーネ)の住宅カウンターにあるM+(エムプラス)へ気軽にご相談ください。


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