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ワークスペースのリノベーションには3種類ある!リノベーション時のポイントを解説
ワークスペースのリノベーションには、個室・半個室・オープンスペースの3種類あります。設置時には、生活環境に合わせて場所を決定することがポイントです。
本記事を参考に、リノベーションで自分の生活環境に沿った快適なワークスペースを設置しましょう。
目次
リノベーションできるワークスペースの3つのタイプ
1.個室
2.半個室
3.オープンスペース
ワークスペースのリノベーションにかかる費用相場
ワークスペースのリノベーションで押さえておきたいポイント
生活環境に合わせた場所の決定
必要なスペースの把握
必要な設備と仕様の決定
コンセントの数と位置
照明の種類と数、位置
収納スペース
リノベーションで使い勝手のいいワークスペースを作ろう!
リノベーションできるワークスペースの3つのタイプ
全就業者に占める雇用型テレワーカーの割合は、2016年時点で13.3%であったのに対し、2021年には27.0%まで増加しました。テレワークを実施する機会が増えるにつれて、仕事をする空間や作業場を意味するワークスペースを自宅に設置する動きが出ています。
既存の建物に対して新たな機能や価値を付け加える工事(リノベーション)により、自宅にワークスペースの設置が可能です。ワークスペースには、主に3つのタイプがあります。
- 個室
- 半個室
- オープンスペース
それぞれの特徴や、メリットとデメリットを確認していきましょう。
参考:国土交通省「令和3年度 テレワーク人口実態調査-調査結果-令和4年3月」
1.個室
個室とは、自宅内に作業場として完全に独立した空間を設置することです。Web会議・リモート会議が多い方や、業務に関する資料や機器の収納スペースが必要な方に向いています。
家族の声や、足音や掃除・料理の音などを遮断できるため、仕事に集中しやすい点が個室のメリットです。また、ワークスペースの個室に入るタイミングで、頭の中で仕事とプライベートの切り替えができます。
ただし、利用する空間が増えるため、光熱費が高くなりやすい点がデメリットです。さらに、子育てなど家事と並行して仕事を進める場合、個室にすることで非効率になる可能性もあります。
2.半個室
半個室とは、リビングなどの生活空間の一部をパーテーションで仕切ることにより、ワークスペースを確保することです。家族の様子も確認しつつ、作業を進めたいという方に向いています。
外部と完全に遮断するわけではないため、子どもが何をしているか把握しやすく、仕事と育児・家事の両立をしやすい点が半個室のメリットです。また、個室にする場合ほど工事が大掛かりにならないため、比較的コストを抑えられます。
ただし、ドアがないため個室のように家族の声や生活音を遮断することはできません。さらに、つい家族の様子を気にしてしまい、仕事に集中しにくくなる点がデメリットです。
3.オープンスペース
ワークスペースのオープンスペースとは、リビングなど生活空間の一角に机や椅子、PCなど仕事に必要なものを設置することです。主に一人暮らしの方に向いています。
工事をせずに独力で設けることも可能なため、コストが安い点がメリットです。また、仕切りやドアを挟まないため、家族が何をしているか随時確認できます。
ただし、雑音が気になり仕事に集中しにくい点がデメリットです。さらに、収納スペースを確保しにくいため、作業に必要な道具が多い仕事には向いていません。
ワークスペースのリノベーションにかかる費用相場
ワークスペース設置にあたって、どのような工事をおこなうかによって、リノベーションにかかる費用も異なります。総額150万〜250万円程度がリノベーションにかかる相場の目安です。タイプ別に分けると、一般的に個室が最も高く、半個室、オープンスペースと続きます。
項目別に見ていくと、壁にデスクを付着させるカウンターデスク設置の相場が10万円前後、パーテーションや壁面書棚の設置が20万円前後が目安です。そのほか、個室設置の場合は、照明の設置や健康面を踏まえてエアコンの設置も考慮しなければなりません。
ワークスペースのリノベーションで押さえておきたいポイント
自宅で快適に仕事を進めるためには、いくつかポイントを押さえた上でリノベーションしなければなりません。主なポイントとして、以下の点が挙げられます。
- 生活環境に合わせた場所の決定
- 必要なスペースの把握
- 必要な設備と仕様の決定
- コンセントの数と位置
- 照明の種類と数、位置
- 収納スペース
大切な6つのポイントを、それぞれ確認していきましょう。
生活環境に合わせた場所の決定
生活環境に合わせてワークスペースの場所を決めることで、効率よく仕事を進められます。たとえば、家族と暮らしている場合は、テレビやキッチンなど生活音が発生しやすい場所から離れたスペース、一人暮らしであれば利便性の高いスペースに設置することがポイントです。
また、子育てとの両立を目指す場合は、子どもの様子を確認しつつ、リモート会議の邪魔をされにくいスペースに設置しなければなりません。
必要なスペースの把握
設置後、ワークスペースでの作業が困難なことに気づき後悔しないように、あらかじめ必要なスペースを把握することが大切です。具体的に、使用するデスクの奥行きなどを確認しておきます。
また、予算や生活環境によって個室・半個室・オープンスペースにするか決めることもポイントです。予算に余裕があり、外部の生活音をできるだけシャットアウトして仕事に集中したい場合は「個室」、一人暮らしで予算も抑えたい場合は「オープンスペース」、育児と仕事を両立したいのであれば「半個室」を検討しましょう。
必要な設備と仕様の決定
作業内容によって、必要な設備や仕様が異なります。ワークスペースでどのような作業をおこなうつもりなのか、あらかじめ整理した上で設備や仕様を決定することがポイントです。
主にPCで仕事を進めるのであれば、デスクやPCのみで対応できます。ただし、ネット接続を確保するため、Wi-Fiの電波がしっかりと届くようにしましょう。
書籍での調べ作業を伴う場合は壁面書棚の設置も必要です。また、ハンドメイド製作の場合はさまざまな工具を取り揃えなくてはなりません。
コンセントの数と位置
PCで作業する場合、プリンタやスキャナーの使用頻度が高いかなどの事情によって、コンセントの数を決めておきます。コンセントが一つでもたこ足配線で対応は可能ですが、定格電力を超える使用は発火・火災の原因になりかねないため、作業の実情にあったリノベーションをすることが大切です。
また、延長コードを利用しなくても届くように、各機器のコードの長さやコンセントとの距離を意識して位置を決めましょう。
照明の種類と数、位置
照明は、作業の集中力にも関係します。作業内容などにあわせて、照明の種類と数、位置を意識することがポイントです。
たとえば、「電球色」は暖色系の照明で、落ち着いた空間で作業したい場合に向いています。一方、「昼光色」は明るく集中力を高められる照明です。
そのほかにも、「電球色」や「昼光色」の間に位置する「温白色」や、太陽の明るさに近い「昼白色」などがあります。照明の数や位置は、明るすぎず不快にならないようにしましょう。
昼間に作業することが多い場合は、照明に頼らず自然光を十分に取り入れるように、窓の大きさやワークスペースの方角も工夫してください。
収納スペース
作業の内容や収納スペースなどを考慮して、ワークスペースの広さを決めます。PCやデスクのみを収納するのであれば、1〜2畳(1.8〜3.6平方メートル)でよいでしょう。また、書籍や資料など、仕事関連で収納するものがある場合、2〜3畳(3.6〜5.4平方メートル)は確保するようにします。
なお、収納量が多くないにもかかわらず広いワークスペースを確保し、仕事に関係ないものを置くようになると、作業の集中を妨げるおそれがあるため注意が必要です。
リノベーションで使い勝手のいいワークスペースを作ろう!
リノベーションで個室・半個室・オープンスペースのワークスペースを作れば、自宅で快適にテレワークを実施できます。ただし、生活環境に合わせた場所に決定することや、収納スペースを意識することが、ワークスペースのリノベーションで押さえておきたいポイントです。
中古住宅を購入してから、リノベーションでワークスペースを作れば、限られた予算内で自分の理想空間を実現できます。中古マンション購入とリノベーションに関心のある方は、The JOHNSON STORE(ジョンソンストア)二階の、M+(エムプラス)カウンターまで気軽にご相談ください。
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