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マンションをリノベするデメリットとは?リノベーションをする際のポイントを解説

マンションをリノベーション(リノベ)することのデメリットとして、ローンの金利が高くなる点や、予算総額がわかりにくい点が挙げられます。一方で、物件の選択肢が多い点や自分好みの間取りにできる点がメリットです。

本記事では、マンションをリノベする際のメリット・デメリットや、ポイントを解説します。

目次

マンションをリノベーションするメリット    
 新築マンションを購入するよりもより安く済む    
 物件の選択肢が多い    
 自分好みの間取りにできる    
 築年数が古くても売りやすい    
 環境負荷が小さい
マンションをリノベーションするデメリット    
 ローンの金利が高くなってしまう    
 予算総額がわかりにくい    
 間取り変更できないことがある    
 耐震/防音性が新築より劣る    
 完成まで時間がかかる    
中古マンションをリノベーションする際のポイント    
 予算を明確にしておく    
 リノベーションに関する管理規約の制限を確認する    
 配管など見えない部分の管理状態を確認する    
 買い手を考えたリノベーションプランにする    
マンションをリノベーションする際には物件探しにこだわろう!

マンションをリノベーションするメリット


リノベーション(リノベ)とは、既存の住宅に大規模な工事をおこなうことです。リフォームが基本的に物件を新築時の状態に戻す工事であるのに対し、リノベーションは新築時よりも性能を向上させることを目指している点が異なります。

マンションをリノベーションすることのメリットは以下のとおりです。

  1. 新築マンションを購入するよりもより安く済む
  2. 物件の選択肢が多い
  3. 自分好みの間取りにできる
  4. 築年数が古くても売りやすい
  5. 環境負荷が小さい

5つのメリットをそれぞれ解説します。

新築マンションを購入するよりもより安く済む

まず、中古マンションを購入後にリノベーションして入居するほうが、新築マンションを購入するケースよりも安く済ませやすい点がメリットです。

住宅金融支援機構の「2021年度 フラット35利用者調査」によると、(新築)マンションにおける所要資金の全国平均が4,528万円に対し、中古マンションは3,026万円でした。

参考:住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」

物件の選択肢が多い

新築マンションに比べ、物件の選択肢が多い点も中古マンションを購入してからリノベーションするメリットです。選択肢が多いことで、駅近や環境の良さ、広さなど自分のこだわりを実現しやすくなります。

なお、国土交通省が発表した「分譲マンションストック戸数」によると、2021年の分譲マンション新規供給戸数(全国)は、10.7万戸でした。

参考:国土交通省「分譲マンションストック戸数」

自分好みの間取りにできる

リノベーションは設計の自由度が高いため、自分好みの間取りにできる点もメリットです。設備の変更や、壁紙の張り替えなどにより、自分の理想の住まいを手に入れられるでしょう。

また、「物件の立地は気に入ったけれど、部屋数が多くて夫婦だけの生活には合わない」という場合にも、リノベーションで間取り変更することで自分たちが住みやすい空間に変えられます。

築年数が古くても売りやすい

リノベーションを実施することで住宅の価値が高まるため、築年数が古い物件でも売りやすい点もメリットです。入居前にリノベーションで設備を新しくしておけば、自分が便利に生活できるだけでなく、売却する際に買い手にアピールできるでしょう。

また、中古マンションの価格下落は新築に比べて穏やかな傾向にあるため、そもそも資産価値の目減りが少ないともいわれています。

環境負荷が小さい

大量の資材を必要とし、廃材も産み出すため、建物の建築や解体を繰り返すと環境に負荷をかけてしまいます。中古マンションを購入してからリノベーションする方法をとれば、新築住宅の供給量を抑制してCO2の発生量を減らす効果も期待できるため、環境負荷が小さくなる点がメリットです。

そのため、中古マンションのリノベという選択肢は、日頃から環境に目をかけている方にも向いています。

マンションをリノベーションするデメリット


マンションをリノベーションすることでさまざまなメリットを期待できる一方で、いくつかデメリットもあります。主なデメリットは以下のとおりです。

  1. ローンの金利が高くなってしまう
  2. 予算総額がわかりにくい
  3. 間取り変更できないことがある
  4. 耐震/防音性が新築より劣る
  5. 完成まで時間がかかる

5つのデメリットを確認していきましょう。

ローンの金利が高くなってしまう

住宅に関するローンには、物件購入や新築時に利用できる「住宅ローン」と、増改築や修繕に利用できる「リフォームローン」が存在します。対象のリノベーションがリフォームローンに該当する場合、借入金利が高くなる可能性がある点がデメリットです。

ただし、工事内容や実施のタイミング次第で、「住宅ローン」を借りてリノベーションできるケースもあります。たとえば、物件購入と同時にリノベーションすれば、リフォームローンより低金利の住宅ローンを利用することが可能です。

気になる方は、取引のある金融機関に相談してみましょう。

予算総額がわかりにくい

リノベーションにかかる費用は、業者や工事内容、設備のグレードなどによって大きく異なります。中古マンションの購入費用とリノベーション費用を別々に考えなければならないため、新築マンション購入に比べて予算総額がわかりにくい点がデメリットです。

ギリギリの予算で中古物件を購入すると、十分なリノベーション費用を確保できず、理想の空間を実現できないおそれがあることをあらかじめ理解しておきましょう。

間取り変更できないことがある

マンションの構造には、柱と梁で建物を支える構造(ラーメン構造)と、柱や梁ではなく壁で建物を支える構造(壁式構造)があります。購入予定の中古マンションが壁式構造の場合、壁を壊せないため、自由に間取り変更することもできない点がデメリットです。

ただし、壁式構造には断熱性・防音性・耐震性などでメリットがあるため、自分がどんな空間を作り上げたいのかによって、構造を選択することが大切です。

耐震/防音性が新築より劣る

中古物件は耐震/防音性が新築より劣る可能性がある点もデメリットです。室内の設備と異なり、建物の耐震性・防音性は、個人によるリノベーションだけでは改善できません。

後悔しないように、中古マンションを購入する前から近隣住民の騒音が聞こえないか、新耐震基準が適用されている物件かなどをチェックするようにしましょう。

完成まで時間がかかる

作業の内容によっても異なりますが、大規模なリノベーションの場合は準備期間で3か月、実施期間で3か月程度かかる可能性があります。そのため、中古マンションを購入してもすぐに入居できない点がデメリットです。

また、実際に作業開始してから設備の不具合が判明したり、資材の到着が遅れたりすることで、当初予定していた期間が延長となるおそれもあります。

中古マンションをリノベーションする際のポイント


マンションのリノベーションには、いくつかデメリットがありますが、ポイントを押さえておくことで対策が可能です。主なポイントとして以下の点が挙げられます。

  1. 予算を明確にしておく
  2. リノベーションに関する管理規約の制限を確認する
  3. 配管など見えない部分の管理状態を確認する
  4. 買い手を考えたリノベーションプランにする

マンションのリノベーションで快適な生活を送れるようにするため、あらかじめ4つのポイントを押さえておきましょう。

予算を明確にしておく

中古マンションの購入費用に使いすぎ、リノベーションに十分な費用をかけられないという状況に陥らないために、中古マンション購入費用とリノベーション費用をあわせた予算を最初から明確にしておくことがポイントです。

とくに、中古物件探しから物件のリノベーションまで対応できる業者に依頼すれば、決められた予算総額の中で一貫した手配を期待できます。

リノベーションに関する管理規約の制限を確認する

マンションには、区分所有者間の所有関係や、権利・義務などを定めた「管理規約」というルールが存在します。リノベーションに関する定めがある場合もあるため、管理規約の制限を確認することがポイントです。

なお、管理規約で制限されていないリノベーションであっても、基本的に作業実施前に管理組合から許可を受けなければなりません。

配管など見えない部分の管理状態を確認する

リノベーションを開始してから設備の不具合が見つかると、想定外の費用がかかり、工事期間も長くなります。そこで、柱や配管など見えない部分の管理状態もしっかりと業者に確認しておくがポイントです。

古いマンションであればあるほど、老化・劣化の可能性が出てきます。とくに、築年数が20年を超える物件の購入を検討している場合は、慎重に対応するようにしましょう。

買い手を考えたリノベーションプランにする

物件を売却するなら、「より高く、より早く」売れるに越したことはありません。そこで、数年後・数十年後に売却を検討している方は、買い手を考えたリノベーションプランにすることがポイントです。

買い手を考える例として、個性的ではなく、幅広い人たちに受け入れられることを意識することが挙げられます。ただし、投資物件ではないため、あくまで自分が住みやすい空間を目指すことが大前提です。

マンションをリノベーションする際には物件探しにこだわろう!


中古マンションをリノベーションする場合、選択肢が多い点や自分好みの間取りにできる点がメリットです。ただし、予算総額がわかりにくい点や、物件によって耐震性や防音性が新築より劣る点がデメリットとして指摘されます。

中古マンションをリノベする際のデメリットを回避するため、予算を明確にすることや見えない部分の管理を確認することがポイントです。理想のマイホームを手に入れるため、中古物件探しから物件のリノベーションまで対応できる業者に相談し、物件探しにとことんこだわりましょう。

中古マンション購入とリノベーションに関心のある方は、The JOHNSON STORE(ジョンソンストア)二階の、M+(エムプラス)カウンターまで気軽にご相談ください。


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