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結婚前にマンション購入はあり?独身での家購入メリットを解説します!
独身でも、毎月家賃を払うのがもったいなく感じ、マンション購入を視野に入れる方が増えています。早くにマンション購入すれば、住宅ローンの返済をしやすく、老後の負担がかかりにくい点がメリットです。また独身の場合、ライフステージが変わる可能性もあり、その点も踏まえてマンション購入を考えると、より安心です。
本記事では、これから結婚の予定がある方だけでなく、現時点で結婚の予定がない方も含め、独身でマンション購入する際知っておくべきことについても、詳しく解説します。
目次
結婚前のマンション購入が選択肢に入る理由
価値観の多様化が進んでいるため
高齢になると賃貸物件を借りられないケースがあるため
結婚前にマンションを購入するメリット5つ
1. 早くに借りたほうが住宅ローンの返済をしやすい
2. 老後に負担がかかりにくい
3. 結婚後よりもじっくりマンションを吟味できる
4. 資産運用につながる
5. 生命保険の役割を果たす
結婚前のマンション購入で知っておくべきこと
結婚前の財産は離婚時の財産分与の対象外
独身でマンション購入すると結婚後に住み替えが必要
結婚前にマンション購入する際のポイント3つ
1. 結婚前に家を購入する場合でも離婚のことを考える
2. 結婚した場合も考慮して間取りを考える
3. 住宅ローン減税(控除)の対象か確認する
マンションを購入するタイミングの見極め方
年齢を考える
今の収入を考える
結婚・出産などのライフイベントを考える
結婚前のマンション購入も視野に入れよう
結婚前のマンション購入が選択肢に入る理由
結婚前のマンション購入が選択肢に入る理由は、以下のとおりです。
- 価値観の多様化が進んでいるため
- 高齢になると賃貸物件を借りられないケースがあるため
それぞれ解説します。
価値観の多様化が進んでいるため
近年、価値観の多様化が進み、結婚前のマンション購入を検討する方が増えています。
従来、「マンション購入して婚期が遅れたらどうしよう」「マンションを持っていると結婚する際に負担になるのではないか」などの考えが一部でありました。しかし、晩婚化や女性の社会進出とともに、「マンションの購入=婚期の遅れ」という考え方は広まりつつあります。
むしろ、毎日仕事で忙しい社会人女性が、「ただ寝るだけの部屋」に家賃を払い続けるよりも「家にいる時間が充実したものになる部屋」を求めた結果、新築もしくは中古マンション購入を決断するケースが増えています。
現在では、女性が結婚前にマンションを所有することは珍しいことではなく、売却も視野に入れてマンションを購入すれば、パートナーが見つかり結婚することになった際に売却した得たお金を結婚資金などに充てられるため、負担にもなりにくいでしょう。
参考:内閣府「令和4年版 少子化社会対策白書 第1部 少子化対策の現状(第1章 3)」
高齢になると賃貸物件を借りられないケースがあるため
高齢になると賃貸物件を借りられないケースがあることも、結婚前のマンション購入が選択肢に入る理由の一つです。
物件の大家(オーナー)によって、家賃支払いや孤独死を懸念して高齢者の入居審査を厳しくすることがあります。国土交通省による2019年の「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査」では、賃貸住宅経営者のうち11.8%が「住宅確保要配慮者(高齢者・外国人等)の入居」に不安を感じているとのことでした。
高齢になってから、住む家が見つからないと生活に支障をきたします。その点、マンションを購入し、自分の住宅があれば安心でしょう。
参考:国土交通省「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査」
結婚前にマンションを購入するメリット5つ
結婚前にマンションを購入することで、以下のメリットを期待できます。
- 毎月の家賃を資産に変えられる
- 早くに借りたほうが住宅ローンの返済をしやすい
- 老後に負担がかかりにくい
- 結婚後よりもじっくりマンションを吟味できる
- 生命保険の役割を果たす
5つのメリットを解説します。
1. 毎月の家賃を資産に変えられる
マンションを購入すると、どこか妥協が必要な賃貸に家賃を払い続けるより、満足度の高い住まいに住みながら資産に変えられます。
また、マンションを購入すれば、資産運用につながる点もメリットです。中古マンションであっても、ニーズの高い物件を所有していれば、結婚して手放す際に購入時と変わらない金額を手に入れられる可能性があります。
結婚の予定がなくても、転勤などの理由で数年間マイホームから離れなければいけないことがあるでしょう。利便性が高い場所にあるマンションを所有していれば、家を空けている間に賃貸して家賃収入を得られる点もメリットです。会社員や学生が住みやすい立地であれば、入居者が比較的簡単に見つかります。
2. 早くに借りたほうが住宅ローンの返済をしやすい
結婚前にマンションを購入すると、住宅ローンの返済をしやすい点がメリットです。
住宅ローンは、一般的に最長で期間35(40)年まで借りられます。借入期間を長くすれば毎月の返済額を抑えられるため、借入金額を増やしやすいです。
その点、結婚前の20代や30代で借りれば、60歳前後に返済を終えられます。生活に余裕があるとき、賞与が出たときなどに一部繰上げ返済することで、さらに返済期間を短くすることも可能です。
3. 老後に負担がかかりにくい
マンションを購入しておけば、老後に負担がかかりにくい点もメリットとなります。
賃貸物件に住み続ける場合、老後も家賃を支払い続けなければなりません。その点、マンションを購入して60歳前後に住宅ローンを完済していれば、老後にかかる住居費は基本的に固定資産税と管理費・修繕積立金のみです。
老後年金だけで生活することを考慮すると、できるだけ住居費を抑えられるようにした方がよいでしょう。
4. 結婚後よりもじっくりマンションを吟味できる
結婚前にマンションを購入する場合、マンションを吟味できる点もメリットです。結婚すると、仕事を続けながら家事・育児に追われ、マイホームをじっくりと探せない可能性があります。
マンションを購入して快適に暮らすためには、事前に内見で物件の管理状況を確認したり、周辺環境の利便性や治安をチェックしたりすることが重要です。そのため、自分の時間を作りやすい結婚前であれば、後悔ない物件選びをしやすいでしょう。
5. 生命保険の役割を果たす
マンションの購入が生命保険の役割を果たすことがある点もメリットです。マンション購入にあたって住宅ローンを借りる場合、一般的に団体信用生命保険(団信)に加入しなければなりません。
団信とは、住宅ローンの返済期間中に契約者に万が一(死亡・高度障害など)のことがあったときに、住宅ローン残高がゼロになる保険のことです。団信に加入すれば、通常の保険に加入する場合よりもお得に保障を受けられる可能性があります。
ただし、団信の保障内容が取り扱う金融機関によって異なる点に注意が必要です。また、年齢や持病の有無によって加入できる団信が制限されることもあります。
そのため、若く、比較的健康状態が良好な結婚前にマンション購入すれば、充実した団信に加入しやすい点もメリットです。
結婚前のマンション購入で知っておくべきこと
結婚前にマンションを購入する場合、以下の点を理解しておかなければなりません。
- 結婚前の財産は離婚時の財産分与の対象外
- 独身でマンション購入すると結婚後に住み替えが必要
それぞれ解説します。
結婚前の財産は離婚時の財産分与の対象外
結婚前の財産は「特有財産」に該当するため、その後結婚して離婚した場合でも財産分与の対象になりません。なぜなら、財産分与は夫婦が婚姻中に協力して築き上げた「共有財産」が対象となるからです。
そのため、結婚前に購入したマンションは、基本的に離婚後も住み続けられます。ただし、結婚後にマンションの住宅ローンを相手が払っていた場合、財産分与の対象となる可能性もあるため、注意しましょう。
なお、財産分与の話し合いで、結婚前から所有していたマンションをお金の代わりに渡すケースはあります。
独身でマンション購入すると結婚後に住み替えが必要
ひとり暮らしを続けることを想定してワンルームのマンションを購入すると、結婚したり出産したりした際に住み替えが必要です。また、世帯人数が変わらない場合でも、スタイルだけを重視して不便なマンションを購入すると高齢になってから生活しにくくなり、やむを得ず引っ越さなければならないことがあります。
そのため、マンションを売却したり、賃貸に出すことを前提にマンションを選択したりすれば、万が一住み替えが必要な場合にも困らないでしょう。ただし、立地条件が悪いとワンルームマンションを売却しにくいことがあるため注意しましょう。
結婚前にマンション購入する際のポイント3つ
結婚前にマンションを購入する際のポイントは、以下の3つです。
- 結婚前に家を購入する場合でも離婚のことを考える
- 結婚した場合も考慮して間取りを考える
- 住宅ローン減税(控除)の対象か確認する
ここから、3つのポイントについて詳しく解説します。
1. 結婚前に家を購入する場合でも離婚のことを考える
すでに婚約していて入籍する前に購入する場合は、婚約解消するリスクがあることを踏まえて購入を決断することがポイントです。
連帯債務でマンション購入資金を借入した場合、万が一婚約解消した場合でもローンを払い続けなければなりません。結婚までに至る場合でも、結婚前に自分のパートナーの名義で購入していれば、万が一離婚した際に自分は財産分与でマンションをもらえない点に注意が必要です。
現在婚約中ではない場合、結婚の予定がない場合でも、将来結婚相手に出会う可能性があります。その場合に、購入した家を売却するか、賃貸に出すのかも考えつつ物件を選ぶとよいでしょう。
2. 結婚や親の同居も考慮して間取りを考える
現在結婚の予定がなくても、将来的に自分が買ったマンションに住み続けたいのであれば、結婚した場合を考慮して間取りを考えることがポイントです。また、将来親の同居も視野に入れる場合も、狭いワンルームではなく、ある程度の広さと複数の部屋がある物件を選んだ方がよいでしょう。
将来結婚した場合に物件を売却することを考えているのであれば、個性的ではなく、使いやすい一般的な間取りを選びましょう。なぜなら、一般的な間取りの方が売却したり、賃貸物件にしたりしやすいためです。
そのほか、長く住み続ける予定であれば、高齢になってから住みやすいかも考えるようにしましょう。
3. 住宅ローン減税(控除)の対象か確認する
結婚の有無に限らず、マンションを購入する際は住宅ローン減税(控除)の対象かを確認することがポイントです。住宅ローン減税とは、住宅ローンを借り入れて住宅を取得する場合に、年末のローン残高の0.7%を所得税(一部、翌年の住民税)から最大13年間控除する制度を指します。
住宅ローン減税を受けるためには、1982年1月1日以後に建築されたもの、床面積が50平方メートル以上などさまざまな要件を満たさなければいけません。減税されず後悔しないように、購入前に業者に要件を満たすか確認するようにしましょう。
参考:国土交通省「住宅ローン減税」
マンションを購入するタイミングの見極め方
マンションを購入するのには、さまざまなタイミングがあります。そこで、マンションを購入するタイミングの主な見極め方は以下のとおりです。
- 年齢を考える
- 今の収入を考える
- 結婚・出産などのライフイベントを考える
それぞれ解説します。
年齢を考える
マンションを購入するにあたって住宅ローンの借入を検討する場合は、年齢を考えるようにしましょう。自分が払い続けられると考えていても、「借入時年齢」「完済時年齢」が銀行の住宅ローン審査に影響を与えることがあります。
年齢を重ねている上に、返済期間も長めにしようとすると、審査が厳しくなることが一般的です。そのため、35年など長期間で借入する場合は、とくに若いうちにマンション購入を検討するとよいでしょう。
ただ、年齢を重ねていても、年収が安定していたり、自己資金を出すことでローンを組める方も多くいます。購入前に審査を受けることが可能ですので、マンション購入を検討する際に相談してみるといいでしょう。
今の収入を考える
現在の収入も、マンションを購入するタイミングか判断する材料のひとつです。60歳くらいまでに完済するため、若いうちにマンションを購入しようとしても、年収次第で希望する物件の価格まで住宅ローンを借りられないことがあります。
住宅ローン審査の可否を判断するにあたって、銀行が使う指標のひとつが「返済比率」です。返済比率は、年間返済額や年収を使い、以下の式で計算します。
- 返済比率(%) = 年間返済額(万円) ÷ 年収(万円) × 100
希望する物件を35年の住宅ローンで借入する際の年間返済額が100万円の場合、年収が400万円であれば返済比率が25%、500万円であれば20%になります。無理なく返済するためには、返済比率20〜25%以内に抑えるべきとされることが一般的です。
結婚・出産などのライフイベントを考える
結婚の予定がありマンションを購入する場合は、出産などのライフイベントを考えて検討することが大切です。家族構成や世帯の人数によって、選ぶ物件や立地条件も変わるでしょう。
とくに、子どもの小学校入学や、独立がマンションを購入するタイミングのひとつです。また、両親と同居するために、高齢者が住みやすいマンションを購入するケースもあります。
結婚前のマンション購入も視野に入れよう
価値観の多様化が進んでおり、近年は結婚前のマンション購入を検討する人も少なくありません。結婚前にマンションを購入する場合、住宅ローンの返済をしやすい点や、物件をじっくり選べる点がメリットとして挙げられます。
マンション購入後に結婚する場合もしない場合も、自分の生活にあった間取りを選ぶことが大切です。そこで、中古マンション購入後にリノベーションする方法を選択すれば、理想の空間を実現できます。
ライフステージの変わりやすい結婚前の女性がマンション購入を考える場合、考慮すべき点がたくさんあります。
札幌のM+(エムプラス)は単身女性の施工実績が豊富で、将来売却する場合にも考慮しながら物件購入からリノベーションまでサポートしています。結婚前に中古マンションを購入して、リノベーションすることに関心がある方は、まずはM+にご相談下さい。
大通駅徒歩4分のインテリアショップThe JOHNSON STORE(ジョンソンストア)で毎週末開催中の「女性のためのマンションリノベセミナー」では、お買い物ついでに気軽にリノベの基礎知識を学ぶことができます。
この記事の著者
M+ アドバイザー
上原 千歩
楽しいおうち作りを大切にし、リノベーションを提案しています。
自分のお家もリノベーション中!休日はカフェ巡りや梅酒作りなどを楽しんでいます。
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