札幌市豊平区 N様
好きなものに囲まれて暮らしたい。
その願いを突き詰めて、
自分たちの「好き」が見えてきた。
夫婦ふたりの在宅勤務生活は、
集中とリラックスのメリハリが大切。
開放感。物が少ない。けれど決して寂しくはない。大きな家具から小さなテーブルウェアまで、ひとつひとつ厳選されたものだけがあるべき場所に収まり、ふたりの暮らしによくなじんでいる。
インターネット関連の企業に勤めるご主人と、今年からウェブデザイナーに転身した奥様。現在、仕事はふたりとも完全な在宅勤務。平日だとご主人はもっぱら書斎で、奥様はリビングでお互いのことに集中、週末はなるべく一緒に過ごす。プロジェクターの大画面で映画を楽しんだり、ドライブに出かけたり。そして、土曜の午前にふたりで家中の掃除をすることに決めている。
「リビングを掃除するときは、家具をすべて部屋の外に出してから、一気に。そのほうが結果的に早くて楽ですよ」
先入観にとらわれずに、
本質に立ち返って問い直す。
ふたりは結婚して5年。自らを「凝り性」と評する奥様は海外生まれで、結婚前は日本各地を転々としながらバリバリ働く転勤族だった。「自分でゴールを決めたら、達成度100%じゃないと納得しない。
95%でも全然うれしくない。子供の頃からそうなんです。そのかわり、頑張らないと決めたことはまったく頑張らない」
そんな奥様との生活は、気づきにあふれるものだとご主人は言う。「妻から『それって本当に必要?』と言われることは多いです。僕が日本で生まれ育って、ずっと当たり前だと感じていたことにも、違う目線からアプローチしてくれて先入観を覆される。気持ちいいです」
一方で「彼の好きなところは、合理的なところ」とは、奥様から見たご主人評。何事も本質に立ち返って考える奥様と、その提案をフラットに楽しみながら受け入れるご主人。絶妙なバランス、なのかもしれない。
「やりたいことがやれないなら
家を買わない」という決意。
マンションリノベーションに際しては、物件選びを札幌生まれ・札幌育ちのご主人が、住まいの中身を主に奥様が担当。そんなふたりがM+での住まいづくりを始めたとき、ある決意があったという。それは「自分たちの予算内で、やりたいことがやれないなら、家を買わない」ということ。「夫婦で『それ、大丈夫?』と、お互いに何度も話し合いながら進めていきました。
もともと好きなものに対する判断基準は厳しいほう。そして、住まいを手に入れるなら、好きなものに囲まれて暮らしたい。そんなふたりは、リノベーションを通じて自分たちの「好き」がよりいっそうクリアに見えてきたのだとか。
当時を思い出しながらご主人は笑う。「住まいを自由につくれるからこそ、自分たちの好きなもの、本当に必要なものは何かと考えました。『お風呂に湯船、要らないんじゃない?』というアイデアもいちど真剣に検討したほど。結局、湯船は入れましたが。ガラスのドアやキッチンなど造作したものも多いのですが、フワッとしていたイメージをカタチにしてもらえて、とても満足しています」
家も、暮らしも、自分達も
柔軟に変わっていきたい。
「壁紙などはできるだけシンプルにして、家具を入れて仕上げるように考えました。将来的に変えたくなったら変えられるように」と奥様は語る。実際、ふたりの暮らしには少しずつ変化が訪れている。
ご主人が最近ハマっているのは、昨夏から始めたばかりというフライフィッシング。雪がとけたら支笏湖や尻別川へ足を運ぶのを楽しみにしているそう。自然や生き物が好きで、観葉植物の世話も担当するご主人の新たな趣味だ。そして奥様は、この夏生まれてくる予定の新しいご家族のために、ベビー用品や子供部屋のインテリア探しに余念がない。
「子供が産まれて変わることもたくさんあると思うので、そこは柔軟に変わっていければ。でも、大事なことはまわりに流されず自分軸で決められる人間でありたい。リノベーションをキッカケに自分たちの『好き』を極められるようになったので、これからも大切にしていきたいです。」
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